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  • 助成金の成功報酬

    助成金の成功報酬

     助成金の成功報酬(手数料)はどのくらいが相場でしょうか?

     だいたい、10%~30%だと思いますが、

     なんと40%という数字も聞いたことあります!

     さすがに50%はまだ聞いたことないですね。

     これ、助成金の手続きの難しさに応じて設定されていると思います。

     また、いわゆる「真水」の助成金の場合は高くする傾向があります。

     「真水」とは、手出しがなく、まるまるお金がもらえるものです。

     それ以外の助成金は、先に物を買ったりして、その金額に応じて補助があるものです。

     たとえば、100万円の装置を買ったら、80%を助成します、みたいな。

     ですからこの場合、80万円助成金がもらえるのですが、100万円払っているので、20万円は手出しがあるわけです。

     キャリアアップ助成金などの場合は、条件を満たせば助成金を受給できますから、手出しはいらないです。

     2種類の助成金を比較した場合、あきらかに会社の負担が違いますよね?

     なので、真水の助成金の場合は手数料を多くもらっています。

     社労士によっては、着手金を請求することもあります。

     これは、助成金の手続きや準備が煩雑な場合に、仮に助成金作業の途中で解約とかの申し出があった場合、社労士は作業した分がまるまる損になってしまうからです。

     助成金申請書類の量も多くなってきており、作業も一段と手間と時間がかかるようになってきています。

     その割に助成金の金額は下がってきていますので、今までのように%による手数料では割に合わなくなってきてるかなあ、と思ったりします。

     そろそろ、%請求から定額請求に切り替える時期になっている気もします。

     たとえば、キャリアアップ助成金なら、1件10万円という具合です。

     助成金の書類作成・提出代行業務は、社労士の責任も重く、大変プレッシャーのかかる業務です。

     なので、助成金の仕事は請けないという社労士事務所もあります。

     私も顧問契約していないところの助成金はしないです。

     事業所の方も、社労士に助成金を依頼する場合は、顧問契約をしたうえで依頼するのがいいと思います。

  • キャリアアップ助成金

    キャリアアップ助成金

    「キャリアアップ助成金」

     人気がある助成金です。いわゆる真水の助成金なので会社の手出しがありません。

     他の助成金は何かお金を払ってその一部を助成する、というものが多い中、金額も大きいですし歴史ある?助成金です。

     しかし、毎年のように仕様が変わるのです。昨年みたいに助成金額が増えるのはいいのですが、令和7年度はしぶくなってます。。。まあ、毎度のことではあるのですが。

     そもそもこの助成金は政府の肝いりの助成金で、非正規雇用を正規雇用に変えよう、それに助成しよう、という趣旨のものです。なのでばらまきではありませんが、政府が支給する助成金の総額が多いほうがよいことになります。

     なのに、審査が厳しかったりして意味がわからない。

     申請が少なかったり、不支給で予算が余って財務省から怒られるのは厚労省なので、まるで自分の首を絞めるようなものです。

     国会でも総理が「キャリアアップ助成金を活用して、、、」と答弁するぐらいの助成金ですから、配布された予算はキッチリ使いきるのがお役所の務めと思いますけど。

     キャリアアップ助成金の支給金額の変遷を見ると、

    60万円⇒57万円⇒80万円(令和6年度)⇒40万円(今ここ)

    という感じで増減してます。何か財務省との闘いの様子が見えてきそうですね。

     社労士の立場からキャリアアップ助成金について言わせてもらいますと、申請に付随して就業規則、賃金台帳等が整備されますので、いい制度だなあ、と思います。

     そもそも助成金って、そういうものですから。そのために政府はお金を使っているわけです。

     なので皆さん、助成金は積極的に活用しましょう。政府も会社もウィンウィンですから。

    ■参考リンク

    キャリアアップ助成金|厚生労働省