タグ: 年金

  • 年金からの天引き

    私の母のことなんですが、

    役場から「介護保険料」と「後期高齢者保険料」が

    未納になっているので、払え

    と通知がありまして

    いやいや、待ってくれよ、それって年金から天引きじゃん、

    と、思わず独り言ツッコミしたんですが

    なんでこんなことになったんでしょうか

    母の代わりに役場に行って未納保険料を払いつつ原因を聞いたら

    ・介護保険料が増えるときは天引きできない

    ・後期高齢者保険料は単独で天引きできない

    年金機構のシステムが年に一度しか金額変更に対応していない

    等の理由が重なって、年金からの天引きが止まり、納付書で払え、

    となっているとのこと

    ああ、そうですか、と言いながら延滞金までキッチリ払って、

    将来分も前納しました

    ついでに母のマイナンバーカードの更新もしましたよ

    たぶん新しいマイナンバーカードが母のもとに届いていると思います

    その時の書類の受付も、ポストに出せ、だったのでなんで?

    と思いましたね

    役場で記入してるんだから、その場で受理しろよ、と思うのですが

    というわけで愚痴でした

  • 敬老の日でした

    日本の高齢者の人口(人口推計、World Population Prospects)

    • 65歳以上人口は3619万人と前年に比べ5万人の減少
      総人口に占める割合は29.4%と過去最高
    • 日本の65歳以上人口の割合は、世界で最高(38か国中)

    すごいですね

    3割が65歳以上とのこと

    年金制度は大丈夫なんでしょうか?

    7人が3人の高齢者を支える計算です

    高齢者一人当たり、2.3人という割合です

    このままいけば「二人で一人の高齢者を」支える時代がきます

    もうすぐです

    実は年金制度は計算されていますからいいんです

    260兆243億円(2025年度第1四半期末現在)

    の年金積立金があるからです

    問題は、医療の方です

    医療には積立金はありません

    ここが年金と一番違うところです

    単年度決算ですから、赤字の年もあります

    そうなると翌年は保険料を上げて徴収します

    ようは給与から天引きされる保険料が増える、ということです

    医療保険制度、このままでいいんでしょうか

    ◆参考リンク

    統計局ホームページ/令和7年/統計トピックスNo.146 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-

    2025年度の運用状況|年金積立金管理運用独立行政法人

  • 年金改革 基礎年金底上げ

    年金改革 基礎年金底上げ

     年金の改革があるそうです。 

     国会で法案が審議され、与野党の賛成で法案通過する見込みとのこと。

     政治的な話はさておき、年金改革の中身について。

     基礎年金の底上げ、をするとのこと。

     ようは国民年金の年金額を上げますよ、と。

     財源は厚生年金からもらいます、と。

     これについて、いろいろな意見がありますが、私が意外に思ったのは、

    会社経営者お怒りになっている」ことです。

     なぜかというと、厚生年金の積立金の半分は会社が払っているから、です。

     それを自営業者の国民年金に使うとは、納得いかない、と。

     なるほど、確かにそうですね。

     会社経営者も初めは自営業からスタートしたことでしょう。

     会社が少しづつ成長して、やがて従業員を雇うようになり、厚生年金に加入して、多額の厚生年金保険料を負担したことでしょう。

     従業員を安定確保するために苦労して一生懸命払った厚生年金保険料。それを、

     他の経営者である自営業者の国民年金のために使うとは!

    という気持ちがあるんですね。

     いろいろな思いがあるんですね。

     でもこれ、日本の年金制度が機能している証拠だと思います。

     もし、日本の年金制度が頼りないものであれば、議論にすらならない可能性もあると思います。

     なんだかんだ言っても、老後は年金を生活の足しにしようとみんな思っているからだと思います。

     年金を全くあてにしていない人は少ないと思います。

     現在の年金問題は、想定を大きく超えた少子高齢化が原因です。

     これは誰のせいでもないと思います。

     現在の年金制度を設計した先人たちを責めることはできないと思います。

     ただ、年金を政争の具にしてほしくないなあ、と個人的に願うところです。

     

    ■参考リンク

    https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/20140710.html

  • 遺族年金

    遺族年金

     悲しい知らせでした。

     顧問先の創業者がお亡くなりなったという電話がありました。

     年金の手続きを聞かれましたので、未支給遺族年金について簡潔にお伝えしました。

     こんな時は迷うことなく年金事務所に相談が一番です。

     葬儀などで疲れている状態のときですから、複雑な説明をなるべく避けます。とにかく年金事務所に電話してください、と。

     というのも、年金の正確な情報は年金事務所で確認するしか方法がないからです。

     遺族年金の有無や金額は、年金機構のオンラインで試算するのが正確です。

     ある程度の手続きも年金事務所の窓口でできますので、お手数でも年金事務所を訪問して、相談・手続きを行ってください。

    「社労士なのに手続きを年金事務所に丸投げするのか」

    と思われるかもしれませんが、正確な金額を知ること、手続きの漏れをなくすには、これが最善だと知っているからです。

    「ゆりかごから墓場まで」

     かつて年金事務所が社会保険事務所だった時は、子の出生手続きから窓口で扱っていました。

     出生、就職、結婚、出産、年金、死亡後の遺族年金。

    と本当に人生の最初から最後までを知る役所でした。

     今は分割されて、健康保険はきょうかい健保があつかっています。

     ワンストップサービスに逆行していると思うのは私だけでしょうか?

    ■参考リンク https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/kyotsu/jukyu/20140731-01.html

  • 年金は得?損?

    年金は得?損?

     「年金は損だ」という話がよくあります。

    これ、実際はどうでしょうか?

     元社会保険庁勤務の私はこう答えます。

    「長生きすれば得!」

    これにつきます。

     国の年金は生きている限りずっともらえます。

    こんな仕組み、たぶん民間商品にはないと思います。

     それに年金は節税にもってこいなんですよ。

    掛け金(保険料)が全額控除されますから。

     年金は、もらう前から「節税」というかたちでお得です。

    がっつり掛け金を増額して、たっぷり節税してる方おられますね~

     で、年金受給年齢になったら、たくさんの年金をもらう、と。

    この仕組みがわかれば、年金が損という考えが変わると思います。

     私はFPの資格も持ってますので、たまに相談を受けるのですが、

    この仕組みを説明すればだいたい納得してもらえますね。

     結論としては「健康で長生きが一番お得」と思います。

     暴飲暴食をさけ、適度な運動で健康を維持し、

     たくさん働いて、たくさん稼いで、たくさん年金を掛けて、

     たくさんの年金を長い期間もらう、と。

    みなさん、健康で長生きを目指しましょう!

    ■参考リンク

    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/index.html